ようやく待ちに待った「日式台湾時刻表」2011年8月号が手に入った! 去年この時刻表の存在を知ってから、すごく気になったこの同人誌、なんと今年に2冊目も登場した。
そう、これは同人誌です。公式のものではなく、日本の鉄道ファンに自力・自費で勝手に作られて、コミケC80で発売された出来たての新刊です。
表紙はすでに交通○○社の雰囲気満点。
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とりあえず去年の4月号(1巻目)と2ショット。
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今回は快速検索用の索引(ページの切り出し、黒いブロックに大きな数字の部分)を作られていて、すごい実用的。実際に旅行中に調べても早くて楽だ。
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日本式の時刻表といえば、当然この歪んだ地図だが、これもちゃんと作ってあった。よくも鉄道線のない離島もちゃんと描かれている。 外国の方が作ったものとは信じれないぐらい本格過ぎている。まあ、さすがに○○諸島は描かれていないが・・・
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地下鉄路線図も去年末に開通した芦洲線を反応した。下の台北駅乗り場案内図もやっぱすごい時刻表そのものっぽい。
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台鉄以外も、台湾新幹線の時刻表が載ってある。 このようにぱっと見ても、日本の時刻表だ!という味がわいてくる。
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今回はフォント・記号など、去年よりすべてにおいて凝っていて、しかも欄外でも詳しい注意書きが書いてある。
下にある「次の掲載ページ」参照は私が一番感服した部分だ。手作業でこの参照の整合性を取るのは、どれだけ大変な仕事なんだろう?
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ちなみにこれが去年の1巻目の写真です↓ ご覧のとおり、表の高さは不統一だった。
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しかし今回の2巻目はすごい! すべてのページの高さは一致に揃っている! 同人誌とはいえ、今回は本物レベルだ。
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でも、こうなるとすごく気になることが・・・。 たしか去年のバージョンでは、一番高さの揃ってないローカル線のページはどうやって解決されたということ。
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なんと、ローカル線はちゃんとその接続する本線と同じ表に合併されている! なるほど、これは職人技だ!こうするとローカル線と本線との乗り換えも一目瞭然。実用性がより一層高くなっている。
台鉄が公開している時刻表では、ローカル線はそれぞれ分けたファイルに提供されているので、この合併作業もずいぶん手間がかかると想像できる。
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さらにご丁寧に林口線の乗り換え案内図もちゃんと描いてある!(ネタバレ防止の観点からぼかし処理をしています)
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この時刻表を読んだ感想はなんだというと、今すぐ有休をとって台湾一週旅に出たいことだ。
P.S. しかし9月下旬にはもう一回ダイヤ改正があるようだけどね・・・ しかも今回は列車番号も振りなおされる話が・・・(時計回りの列車を全部偶数・反時計回りは奇数にするようだ)。やっぱこういう同人誌を作るのが、たいへんだな・・・。
P.S. 日本国内での通販、店頭販売情報は発売元の日鉄連さんにお尋ねください。 (台湾国内では当ブログが受け付けています。 rail[at]but.tw までご連絡ください。)