フォント「たいしょう100」

ずっと、欧文のように、ベースラインやアセンダなどがあって、ぱっと見たら文字が高かったり、低かったり並んでて、そんな楽しい日本語フォントを作りたかったのですが、なかなか難しいことです。
3年前から何回もの試行錯誤を乗り越え(当時セリフフォントに挑戦していました、難航で読みにくいと友人にいわれた)、やっとできました!

横の線を細く、縦の線を太くして、明朝体っぽいであってもいわゆる飾りがありません。意外とひらがなとの相性がすばらしいです。
新感覚でありながら、なぜか懐かしい匂いも漂ってきます。昭和、いや、おそらく大正時期の雑誌の描き文字っぽいかもしれません。
いろいろ悩んだ末、フォント名をずばり「たいしょう100」にしました。
今年は大正元年から数えるとちょうど100年目ですからね(笑)

フォントサンプル

デザインコンセプトは、
欧文のようにアセンダを作る一方、欧文に溶け込みすぎたら逆に読みにくくなるため、
仮名の x-height はアルファベットより大きくした。これによって視認性は高いと思います。

濁点などはどの文字よりも高い位置にあるので、いつものフォントとは違う演出を試しています。
なお、小さい文字の「っゃゅょ」などは、ベースラインより下にはみ出させたので、非常に読みやすいように仕上げました。
(小文字だけでもそれが小文字であることがわかります)

現在のバージョンはV1.0です。
半角英数字、ひらがな、カタカナのみです。(全角英数字は含まれていません。)

個人的若しくは非営利的の利用はご自由に使用ください。
ご利用の場合、連絡していただけば幸いです。
ただし、二次配布は禁止させていただきます。
(紹介するときは、再配布ではなく、必ず当ページへリンクしてください。)

商業的な利用(ロゴ・ポスター・印刷物・広告など)は許諾が必要なので、font[at]but.tw までご連絡ください。

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